私たちは結婚してから長年に渡り、不妊治療に取り組んでいましたが、残念ながら子宝には恵まれませんでした。
以前から養子縁組に関心があり、滋賀県の里親研修に夫婦で参加することにしました。県の里親認定を受けた翌月、1歳の女の子を一時預かりしました。とても人懐こいお子さんで、短い期間ではありましたが、育児の貴重な経験をさせて頂き、養子縁組の具体的なイメージを持つことができました。
それから、特別養子縁組を目指して、和歌山県のNPO法人「ストークサポート」さんにお世話になることにしました。説明会・研修を経て、娘が産まれた当日に斡旋のお話を頂きました。私たちが思っていた以上に、早くにお話を頂きました。
娘は少し遠方の病院で、予定日より2ケ月早く産まれました。日々成長し、体重も増えていくのがとても嬉しく、夫婦で足繁く病院へお見舞いに伺いました。退院の日に一緒に自宅に帰り、それから家庭裁判所に申し立てをしました。そして今年の8月に、特別養子縁組の審判がおり、娘は名実ともに私たちの子供になりました。
娘が泣いたり笑ったり、沢山飲んだり食べたり、日々の成長を見守りながら一緒に生活できることがとても嬉しいです。この奇跡のような出会いに恵まれたことに、心から感謝しています。思い切って養子縁組に取り組む決意をして、本当に良かったと思います。娘が伸び伸びと健やかに育つよう、家族で楽しみながら育児を頑張りたいと思います。
娘を迎えるにあたって、ストークサポートさん、県や市役所、病院、裁判所、児童施設、里親会の皆さんに大変お世話になりました。心からお礼申し上げます。
草津市里親会 TS
Comments